浜松市中央区で水漏れでぶかぶかした洗面脱衣所の床リフォーム
浜松市中央区にて洗濯機が原因の水漏れによって被害を受けた床の張替えリフォームを行いました。お住まいは築40年~50年ほどが経過している積水ハウスのお宅です。
積水ハウスというと独自の仕様をもった住宅なのですが、床ぷろでは過去何棟も積水ハウスのリフォームを施工させていただいた経験がございます。今回も経験豊富な職人によって真新しい床へとリフォームさせていただきます!
工期 | 3.5日 |
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新設床材 | 木目クッションフロア(サンゲツ) |
施工費用 | 約28万円 |
水漏れでぶかぶかした既存の床を現地調査で確認


既存の床にもクッションフロアが敷かれていました。こちらは水漏れがあまりにひどいということもあり、お客様自身で床の修繕を行ったうえで、見栄えを良くするためにクッションフロアを敷いたということでした。特に接着剤で貼り付けてあるわけでもないため、リフォームをするにあたってはどかして撤去するだけで問題ありませんね。もちろんこうした古い床材の撤去も当社で承っております。


今回の「水漏れしてぶかぶか」の要因となった洗濯機周辺の床の状況です。
部分的に、水漏れの影響なのでしょうかクッションフロアの表面に黒カビらしきものが見えています。普段毎日使用する洗濯機ですから、水漏れしているかと思うと生活していてもかなりのストレスを感じることと思います。
床のリフォームはもちろんですが、水漏れしている洗濯機の蛇口、配管等についても今回は修繕させていただくこととなりました。


状況確認としてお客様に許可をいただき、既存のクッションフロアを剥がして下地の確認もさせていただきました。こちらはもともとの床にお客様自身で木材を配置して補修をした跡となります。
クッションフロアの裏側のシミやカビ、また部分的に床が沈み、段差ができてしまっています。これではどうしても歩いていても違和感を感じてしまいますね。リフォームに際してはこちらも解体して、当社にて撤去させていただく形となります。
既存の床の解体からリフォーム着工

洗濯機をどかして、既存の床を剥がしていきます。こちらは洗濯機をどかした跡ですが、水漏れをしていたであろう形跡が顕著です。クッションフロアを剥がしてもみてもこの辺りのクッションフロアの裏側は周辺に比べてもカビの侵食が顕著でした。
まず最初に、もともとの床の上にお客様がDIY補修した下地とクッションフロアを撤去していきました。


見えてきたのは、その下に敷設されていたクッションフロアの床です。
つまりお客様はこちらの床が水漏れでぶかぶかになってしまい、補強をするためにDIYで下地を作って、クッションフロアを敷いたということになりますね。もちろんお客様が当時見た風景そのままではないかもしれませんが、床に黒シミが広がっています。
見た目にもよくないですから、ご自身でリフォームを頑張られたということかと思います。


今回のリフォームでは下地を新しく作り直すため、既存の床はどんどん解体していきます。
職人がバールをもって解体していきますが、なかなかの力作業です。リフォームの中でもここが一番体力を使う場といっても過言ではありません!


床下に施工されていた断熱材(グラスウール)は水漏れの被害を受けて、水を吸い込んでしまっている状態でした。これでは断熱材としての役割をきっと果たせていなかったかと思います。
こうした断熱材も併せて撤去していきます。


今回のリフォームでは解体はここまでです。
既存の根太と根太の下に張られていた下地については問題がないと判断し、そのまま生かして新しい床を新設する運びとなります。
写真の風景は根太に打ち付けられていた釘を撤去し、解体後の掃除をしている風景です。
解体してしまった既存の床が釘でもって、根太に固定されていたのですが床を解体したことによって不要な釘が根太に残っている状況だったためこちらもきちんと抜いていきます。
新しい床を作っていきます!


新しい床作りが着工です。まずは根太の両端に角材を入れ込み、床の補強をしていきます。
既存の根太について問題ないと判断したとはいえ、半世紀近く床を支えてくれていたわけで強度が新築のままかというとそういうわけではありません。そのため壁に沿って新しい角材を挟んで、床の強度を増していきます。


根太の補強が終わったら、続いて床下断熱材の施工です。
床下断熱材については入れても入れなくても構造上どちらでもいいわけですが、床ぷろでは基本的に施工させていただいております。特に今回のリフォーム箇所は洗面脱衣所です。リビングや寝室などと違って暖房を設置している空間ではありませんから、床下からの寒さを防がなければ入浴する際など非常に寒いですし、ヒートショックなどを引き起こしかねませんからきちんと断熱処理をしてあげる必要があるわけです。
断熱材を施工したら、この上から12mmの下地合板を敷いて、下地作りが完了となります。


下地作りが完了したら、いよいよ仕上げとして新しい床材(今回は木目のクッションフロア)の敷設です。
まずは下地合板の目地処理としてパテで段差を埋めて、平らにならしたうえでクッションフロアを専用の接着剤で貼り付けていきます。


接着剤で貼り付けた後は専用の道具で床材を下地になじませていきます。これは空気などが下地と床材の間に入ったままだと美観を損ねてしまうため空気を抜いていきながら、しっかりと下地に床材を貼り付けていき作業となります。
その上で壁との取り合い部分などの余分なクッションフロアをコーナーカッターなどを駆使しながらカットしていき、綺麗におさめていきます。この辺りはまさに職人の仕事とも言えますね。


こちらで完工となります。洗濯機用の排水管も長さが足りなかったため、今回は床リフォームと併せて長くて太いものに交換しています。
床が綺麗になったこともそうですが、生活するうえで不可欠な洗濯機を何の不安もなく使用していただけるようになりました。
もちろん洗濯機用の蛇口も新品に交換しました!


今回のリフォームで重要だったのが、洗濯機の水漏れを直すことでした。
今回のリフォームの根本原因が解決しなければ床を新しくしても同じことの繰り返しです。ですので水漏れ原因となっていた蛇口も専用の蛇口に交換。もうこれで不安はありません!