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施工事例

浜松市天竜区にて壁の耐震補強と併せてフローリングの張り替えを行いました

浜松市天竜区にて耐震補強工事のご依頼をいただきました。床リフォーム専門店が!?と思われるかもしれませんが、当社は新築や増改築などをメインに行ってきた工務店に加え浜松市の木造住宅耐震補強助成事業施工事業者でもあるため耐震に関する工事も数多く施工させていただいております。
また耐震工事で壁をリフォームするにあたり一部床の解体なども行うため、どうせならと一緒に床リフォームを検討されるお客様が多くいらっしゃいます。今回の事例はそんな壁の耐震補強と併せて行った床リフォームの施工をご紹介いたします。

工期 1か月半(耐震補強工事含む)
新設床材 東洋テックス ダイアモンドフロア
施工費用 約200万円(3部屋分の耐震補強及び和室・洋室のフローリング張替え工事)

洋室のフローリング張替え

既存の床を解体して、新たな床組みから施工を始めていきます。

既存の床組みを解体して新たな床組みを開始
床組みの完了

新たな床を作っていく上で最初の工程がこの床組みとなります。
こちらのお住まいは築年数が古く基礎は布基礎です。鋼製の束で地面と大引きを固定し、その上に根太(ねだ)と呼ばれる45mm角の木材を303mm間隔で配置していきます。303mmというのは建築用語的に言うと1尺と言いますが、この後敷設する断熱材も基本的に303mmにピッタリとはまるように製造されているため、狂いなく配置する職人技が必要となる作業です。

断熱材の施工風景
断熱材の施工完了

ご覧の通り断熱材の少しの隙間もできないように根太の間に敷きこみます。一階のお部屋は床下からの冷気を遮断しなければ非常に床が冷たくなりお住まいの快適性が下がってしまうため、床ぷろでは必ず断熱材を入れさせていただいております。

下地合板の施工風景
床の土台となる合板下地

断熱材の施工が完了したら、次は下地作りです。根太の上に直接フローリング材を張る根太張り工法という施工方法もありますが、当社ではより床の安定性を強化するために根太の上に12mm厚の下地合板を張る「捨て貼り工法」を採用しています。
床組み、断熱材、下地合板で下地は完了ですので、あとはフローリング材を新設していく作業となります。完成写真は後程ご紹介しますね。

和室のフローリング張替え

続いては和室を畳からフローリングへと張替える工事となります。既存の床が畳ということで、既存の床がフローリングだった洋室とは施工の勝手が違います。

下地に上に根太張り

一番の違いは既存の下地を活かすという点です。一般的に畳の厚さは55mmまたは60mmと決まっていますが、畳を剥がすとその下に杉板の下地が見えています。つまり畳はこの下地の上で置かれていたということですが、傷みも全く見られないため既存の下地はそのまま生かしてフローリングに張り替えていきます。
既存の下地を活かすことで床のさらなる強度向上と断熱性向上が見込めます。

ただこのままフローリング材を張ったのでは、畳の厚み分(60mm)床が下がる形となりますよね。そうすると当然ふすまの部分で段差ができたりと不便になるため高さを合わせる意味でも根太を配置していきます。

断熱材の施工完了
断熱材の施工風景

根太が張り終わったら、隙間に断熱材を敷きこんでいきます。
先ほどの洋室では床を解体してからの床組み、断熱材施工でしたが、こちらの和室は既存の床組みや下地を活かしたままの根太張りと断熱材施工なので解体がない分工期も短く、費用も抑えて施工が可能となります。

下地合板の施工

断熱材の施工が完了したら、洋室同様にフローリング材の下地となる下地合板を張っていきます。ふすま部分の敷居との段差がなくなるよう、根太や合板の高さ・厚みをすべて計算して施工していく必要があります。まさに職人技と言えますよね。

フローリング新設の前に壁の下地を作ります

耐震補強で筋交いの入った壁
壁の下地
間仕切壁の下地
クロス貼り前の間仕切壁の下地作り完了

耐震補強の終わった壁にボードを張り終わりました。あとはこちらにクロスを張っていけば普段私たちが生活していて見る壁と同じになります。洋室側は天井のクロスを新設しました。

完工(フローリング材は東洋テックスのダイアモンドフロア)

和室の床リフォーム完工後
洋室のフローリング張替え完工後

フローリング張替えと壁の内装工事の完工写真です。壁のクロスに関しては旧和室だったお部屋と洋室で趣向を変えています。和室は鶯色の壁紙、洋室側は白の明るい壁紙です。
フローリング材に関してはどちらも東洋テックスのダイアモンドフロアを採用させていただきました。東洋テックスは他のメーカーと比較しても割と重厚感を感じるフローリングを作っているメーカーです。

ダイアモンドフロアはその見た目も素晴らしいのですが、さらに特殊な強化紙が表面に施されているため傷に強いという特徴もあります。やはり普段の掃除などを考えると、多くの方がメンテナンスが楽な床がいいとおっしゃられるのですが、こちらのダイアモンドフロアはまさにそうしたご希望も叶えてくれる床材なのです。

         床リフォームで後悔しないためのポイント解説