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施工事例

浜松市中央区にて中古物件の断熱及びフローリングの新設工事

浜松市中央区にて中古物件を購入されたお客様よりお引越し前にお住まいの寒さ解消と新しいフローリングへの張り替えのご依頼をいただき工事をさせていただきました。今回施工させていただいた台所、洋室、和室についての断熱工事及びフローリング新設工事の様子をご紹介します。

工期 1か月
新設床材 フローリング材 イクタ パワフルフロアREO(鏡面仕上げ)
施工費用 約160万円
(床下断熱3か所(洋室、台所、和室)天井断熱一か所(台所)、フローリング張替え(台所、洋間)

台所の床断熱とフローリングの重ね張り

こちらは施工前の台所の様子です。お引越し前ということですのでまた棚・家電などはありません。床の張り替えにあたってお住まいの中でもっとも難しいのは台所。なぜかと言いますと、重量のある棚や家具、家電が入ってしまうと移動が困難になるためです。そのため床を張り替えるのであればお引越し前のお荷物がないタイミングがベストだと言えます。

増し張り施工前の台所
コルクフローリングのキッチン
フローリング重ね張り前のキッチン
床下断熱材が入っていないため冷たいキッチンの床

既存の床はコルクフローリングです。ダイニングも兼ねられるような広い台所ですが、ただ床下断熱がされていないため大変寒く、特に冬場にご家族が集まって食事ということを考えるとお客様にとっても断熱工事は引越し前に必須だったとのことです。

床下断熱工事前の床下の状況
施工前の床の下地の状況

今回は既存の床を剥がすことなく、フローリング材を増し張りするため断熱工事自体は床下からの施工となります。こちらは断熱材施工前の床の下地の状態です。特に劣化や腐食もなく十分な強度があると判断しての増し張りです。

床下収納庫周りの断熱材施工
断熱材施工後全体像
床下断熱材施工後
床下断熱材敷設後

断熱材施工後の様子です。既設の床下収納庫から床下に潜り込んでの作業となりました。
床下からの冷気を遮断するには隙間なく、断熱材を敷きこむことが重要となります。既設の1尺間隔で貼られた根太にピタッとはまるように断熱材を張り込んでいきます。断熱材を張り込んだら、今度は表面の床に新しいフローリングを敷設していきます。

フローリングの増し張り完了
フローリングの重ね張り施工後
鏡面仕上げのフローリング施工後
フローリング重ね張り施工後

こちらは増し張り完工後のお写真です。あとでご紹介する洋室にも同じフローリング(イクタ パワフルフロアREO)を採用しています。こちらは艶のある鏡面仕上げのフローリングです。フローリングは艶ありと艶なし、お好みでお選びいただけます。
ちなみに既存の床を剥がすことなく断熱材施工とフローリングの敷設を行うことで工期を短くし、費用を安く抑えられるというメリットがあります。

洋室のフローリング増し張り

洋室も台所と同様、増し張りにてフローリングを新設していきます。その前にこちらもご家族が集まる場所ということで寒さ対策として断熱工事も併せて行いました。
まずは現地調査の様子からご覧ください。

フローリング新設前の洋室
増し張り前のコルクフローリング

こちらも台所同様、コルクフローリングの床材が敷設されていました。現調時には正確なお見積りをご提出するためのお部屋の計測を行いますが、フローリングを既設の床材の上から増し張りするにあたって気になるのは新設するフローリング分、床の高さが増すということです。
場合によっては扉やクローゼットなどの調整が必要となるため敷居の高さなども詳細に調査します。

クローゼットの敷居部分
廊下との段差部分の採寸

こちらはクローゼットの敷居部分、また廊下と部屋との段差部分となります。お客様のご希望ではバリアフリーを見越して、廊下との段差を解消したいというご希望が強くありました。
ただし廊下との段差をなくすほど床を高くすれば、クローゼットの扉が床にぶつかって開かなくなってしまいます。そのため今回はクローゼットのドアの高さを調整することになりました。

既存の床のかさ上げ
既設のコルクフローリングの上から根太張り

施工にあたってクローゼットの扉を外し、養生した上で床リフォームが始まります。
まずは床組みになりますが、既設のコルクフローリングの上に一定間隔で角材を固定していきます。この角材を根太(ねだ)と言います。
単純に厚さ12mmのフローリング材を重ねて貼っていくだけでは、廊下との段差は解消されないため、根太を張ることで床をかさ上げしていく形となります。

サッシ部分に見切り材を設置
断熱材施工

根太張りが完了したら、その間に断熱材を敷きこんでいきます。が、その前に施工後さらに見栄えを良くするためにサッシ部分に見切り材を取り付けて木口などが見えないように処理をしていきます。

今回は台所と違い、既存の床の上に根太を張ったため断熱材の施工は床下からではありません。
また断熱材の敷き込みが終わったら、その上に下地合板を貼り付けます。ここまで完了したら、あとは新設するフローリング(台所同様、イクタパワフルフロアREOです)を接着剤と専用のビスで固定していきます。
根太、下地合板、フローリング材で高さを出すことでバリアフリー(床との段差解消)も完了です。

和室の床下断熱

最後は和室の床下断熱のご紹介です。こちらはもともとの畳はそのままで断熱材だけを施工していきます。

状態のよい既存の畳
断熱材施工前の和室

こちらは施工前の和室ですが、畳も綺麗な状態です。施工方法としては台所同様、床下からの敷き込みとなります。畳のお部屋はフローリングと違って、取り外しが簡単なので施工に際して、一旦畳を外したうえで下地に、床下に入り込むための点検口を設けたうえで床下からの施工を行います。

畳を外して設けた点検口

こちらは床下に設けた点検口です。畳のお部屋の場合は、最終的に畳を被せることができるため必要に応じてこのような処置ができるのがメリットです。
例えば隣の洋室の床下に断熱材だけを敷きこみたい場合、既存の床がフローリングの場合はこのような点検口を開けることができないため、隣の和室の畳の下にこのような点検口を設けて、床下から隣のお部屋の床下に移動した上で断熱材を施工するといったようなことをします。

和室の断熱材施工
点検口の塞いで完工

断熱材を施工して、点検口をふさいで、畳を元に戻して和室の断熱工事に完工です。
床ぷろには中古物件のお引越し前の床工事のご依頼をいただくことも多数ございます。今回のように断熱材や床のかさ上げといったことはもちろん、例えば前の居住者の方の趣味が反映されたトイレや洗面所のクッションフロアを張り替えたい、また床に限らず設備の交換なども承っておりますのでご購入されたお住まいのリフォームを検討される場合は、ご遠慮なくいろいろとご相談いただけたらと思います。

         床リフォームで後悔しないためのポイント解説