浜松市中央区の学童にて無垢フローリングの部分張り替えを行いました
浜松市中央区の学童にて浮きが見られる無垢フローリングの張り替えを行いました。
フローリングの部分的な張り替えってできるんですか?とよくお問合せもいただくのですが、できます!今回の劣化箇所は靴箱前・階段前の二か所で、子供たちが頻繁に使用する場所ということもあり安全のため早急に補修をしたいということで工事にお伺いさせていただきました。
工期 | 1日(無垢フローリングの部分張り替え) |
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新設床材 | 無垢フローリング |
施工費用 | 約5万円 |
こちらが玄関前の劣化箇所となります。横から見ると、明らかにフローリングが浮いているのがお判りいただけるのではないでしょうか。
今回このような不具合が起こってしまった原因ですがバケツに入っている水を大量にこぼしてしまったそうなのです。つまり濡れてしまったフローリングが膨張して、浮いてしまったというわけですね。
もともとの含水率を超えて、水を吸収してしまったことで膨張という現象が起こったということになります。
こちらは階段前の廊下のフローリングですが、〇で印をつけている部分が補修箇所となります。少し盛り上がっている部分が見られますね。こちらは下地ののりが剥がれてしまったために、浮いてしまっているのですが玄関前と同じ無垢材のため、玄関前を補修するなら一緒に、ということで一緒に張替えを行うこととなりました。
まずは浮いてしまったフローリングを剥がしていきます。根太と大引きが見えてきました。
水をこぼしてしまったことで下地が傷んでいるのではないか?とご心配されていましたが、正直バケツの水をこぼしたくらいで根太や大引きが腐食したり、使えなくなるほど傷んでしまうといったことはありませんのでご安心ください。
根太にグレーの汚れのようなものが付着していますが、こちらはフローリングを固定していたボンドの残りカスです。このままフローリングを敷いてしまうと周囲と高さが変わってしまうためこのようなカスは事前に丁寧に取り除いていきます。
階段と廊下のフローリングも同様に、まずは既設のフローリング撤去から始めていきます。
玄関前は根太と大引きが露出していましたが、こちらは断熱材が敷かれていました。根太が黒く変色しているところからして玄関前と施工された年代が違うのだと思われます。明らかにこちらのほうが床の下地の状態としては古さを感じます。
なぜ玄関前は断熱材が入っておらず、廊下には入っているのか?これについては定かではありませんが、数十年前にこちらを施工した業者がそのようにしたということです。
おそらく玄関前と比べても人の行き交いが多い場所なので、寒いと可哀そうだろうということでこちらは断熱材を入れたのかなと想像できます。
こちらも同様に刷毛やヘラなどを使い綺麗に掃除しました。
部分張り替えが完了しました。色が変わっている部分が今回フローリングを交換した箇所ですね。
タモの無垢フローリングとなります。淡い色はタモの特徴ですね。大変肌触りのいい木材です。
見た目もそうですが、浮きもなくなってので足が引っかかってけがをするといったこともなくなり、子供たちにとっても安心です。
基本的に無垢フローリングでも複合フローリングでも部分的な貼り替えは可能です。特に無垢フローリングは学校なんかでもよく使われていますが、いろいろな場所で使われている床材であるため同じようなものが手に入りやすいというメリットがあります。
もちろん複合フローリングも同じようなものが手に入るのですが、ただメーカーが違えば施工方法が違ったり、ずいぶん昔のフローリングだと今と仕様が変わっていたりとか結構な制限があったりするんです。そういう意味でいえば無垢フローリングの部分張り替えのほうが意外に施工性が高いと言えるかもしれませんね。