床リフォームで後悔・失敗しないための重要ポイント
新築から10年~15年が経過すると、設備や内装、外装をはじめとしたリフォームを考え始めるという方も多いのではないでしょうか?
リフォームというとまとまった費用が必要ですから、後悔しないように希望を叶えたい!と皆様考えるかと思いますが、とはいえある程度の妥協が必要なのもまた事実だったりします。
そこでこれから、特に床リフォームを検討される方に向けて、リフォームをした先輩方の経験から床リフォームで後悔しない重要ポイントをご紹介していきたいと思います。
ケチると後悔!?後悔したリフォーム箇所第2位は床!?
日本トレンドサーチが実施した「リフォーム・リノベの失敗経験」というアンケート内容について、サイト内に公開されていたものをお借りして、まずはリフォーム経験者の声をご紹介していきたいと思います。
こちらのデータを見ると床リフォームを実施した方の割合はリビングや設備リフォームに比べると低いですね。
確かにキッチンやトイレなどは日々新しい商品が生まれ、どんどん進化しています。やはり家事や生活の利便性を上げることを考えれば特に優先したい箇所と言えます。
玄関については常に紫外線や風雨にさらされているため汚れや劣化が目立つ場所と言えます。当然お住まいの顔ですからいつでも綺麗に保ちたいというニーズも多いのかもしれません。
そうした中、床の実施率は40%と6位に位置しています。そもそも室内環境で使われるものなので寿命が長く、玄関などに比べたら劣化がゆっくりですし、設備ほど優先順位も高くないといったところではないでしょうか。
では実施したリフォームについての満足度について見ていきましょう。
¾が満足、¼が不満が残ったという結果だったようです。
この数字をどう見るかは人それぞれですが、4人に一人が後悔している、不満があるとするとリフォームする側としては「もしかして自分も・・・」と不安になるのではないでしょうか?
では後悔している、不満があるという方に聞いた「特に不満を感じているリフォーム・リノベーション箇所は?」という質問に対する答えが以下となります。
なんと「床」が2位にランクインしてしまっています。(もちろん床だけでなく壁も含めてですが)具体的な声としては以下のようなものがあったようです。
「そこまで詳しく(打ち合わせ等で)話ししなかった」(30代・女性)
「自分の意見をきちんと伝えなかったこと」(70代・女性)
「きちんと仕上がりの確認をしなかったこと」(40代・女性)
やはりこちらも約6.5人に一人が後悔していると考えるとリフォームを考える立場としてはどうしたら後悔しないのか?と考えてしまいますよね。
そこで次から床リフォームで絶対後悔しないようにするためにはどうしたらいいのか?という点について見ていきましょう。
お住まいにとって床リフォームが重要な二つの理由
もちろん床リフォームを適当に考えているという方はいらっしゃらないかもしれませんが、まずお住まいの中で床リフォームがかなり重要だということについてご理解いただきたいと思います。
1.お部屋で過ごす際に視線の大半は床を見ている
床、天井、4つの壁で基本的に囲まれているお部屋。6面あるうちの一つが床ですから、単純に考えてお部屋の面積の⅙が床ということになります。(お部屋の広さにもよります)
これだけでは大した事ないとお考えかもしれませんが、人間の視線で考えるとおおよそ1/2を占めているのが床ってご存じでしたか?
人間の目は前と後ろ、左と右を同時に見るようにできていませんから基本的に一方向を見ています。例えばリビングのソファでくつろいでいるとしましょう。
その際天井を見上げていれば話は別ですが、前を向いているとすれば前方方向の壁と床が必ず目に入りますよね。また人の特性として斜め下に視線を送るのが自然ですから、視線のおおよそ半分は壁、半分は床といった感じでしょう。
そのように私たちは常に床を目にして生活しているのです。
見慣れた床であれば、何とも思わないかもしれませんが、床リフォームに不満が残っていたとしたら常にその不満や違和感を目にすることになります。
これってかなりストレスですよね。
そういう意味で私たちが常に目にする、
お住まいの中でも面積の広い床のリフォームだからこそ後悔しないように、じっくりと床材や色などについて検討する必要があるのです。
2.床は見た目だけではなく、お住まいを支えている土台だから
見た目だけを変える壁紙の貼り替えのような内装仕上げ工事と違い、床リフォームは時に床下や床の構造部分にまで工事範囲が及びます。
よく「床がぶかぶかする」とか「床がギシギシなる」とか言ったりするのをどなたも聞いたことがあるんじゃないかなと思うのですが、私たちの元にも「床ぶかぶかしているのでなんとか修理をお願いできないか?」といったようなご相談を多くいただきます。
「ぶかぶか」となる原因についてはいろいろな理由が想定できますが、例えば床下の湿気の影響を受けて床の下地が腐食してしまっているといったようなこともあるわけです。そうなれば床を開けて、下地がどうなっているか、床組みはどうかなど調査をした上で、徹底的に解決します。
もし解決できなければ、そのまま床がいつ抜けてもおかしくない状態で生活していただくことになってしまうからです。
人が行き来したり、重たい家具を置いたり、そうしたことができるのも床の状態が健康だからなのです。
ですからリフォームは「見た目を変えるだけのリフォーム」ではなく、「お住まいの土台を改善するリフォーム」だという認識を持っていただきたいのです。
後悔・失敗しないためには●●をケチってはいけない!
その上で後悔しない床リフォームをするために大切なことは「ケチらない」ことです。
これはお金のことを言っているのではなく、「時間」や「手間」のことです。
どなたも限られた予算の中でリフォームを検討されますから無理にリフォーム予算を上げるのではなく、限られた予算の中で「必要な工事」「工法」「床材」など時間と手間をかけてしっかりと選択するということです。
私たち床ぷろはお客様の選択が最善となるよう常に「必要なご提案」「必要な資料」をご提供させていただきます。
お客様の最良のリフォームパートナーとして、正しい知識を提供し、お客様が正しい選択ができるように必要な情報をご提供いたします。
ですのでどうかお客様にも時間と手間をかけてしっかりとリフォームの内容について検討していただきたいと思います。
またどんな些細なことでも結構です。気になることがあればいつでもご相談ください。是非ご一緒に後悔しない・不満が残らない床リフォームにしていきましょう。