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フローリングの重ね張り(増し張り)が6畳90,000円~張替えとも徹底比較

床ぷろスタッフ

古くて傷だらけのフローリングは、お部屋全体の印象を悪くしてしまうだけでなく、場合によってはささくれや段差などでの怪我のリスクも高めてしまいます。しかし、全面張り替えとなると費用や工期が気になりますよね。
フローリングの増し張り(重ね張り)では、既存の床に新しいフローリングを重ねることで、手軽にリフォームすることができます。
こちらのページでは、フローリングの増し張りについて、工事内容や価格や工期、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。リフォームでフローリングを新しくしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

重ね張り(増し張り)ってどんな工事?

重ね張り(増し張り)は、既存のフローリングの上に、ボンドなどで新しいフローリング材を直接貼り付ける工事方法です。

この方法は、既存の床材を撤去せずにそのまま利用するため、工期が短縮される上、廃材の処理も少なくて済みます。

フローリングの重ね張り施工中

重ね張りは、床の厚みが増えることで床の高さが上がることがありますが、床の耐久性や見た目の美しさの改善ができ、また低コストで実施できるリフォーム工事です。

リフォームのタイミング【重ね張りを考えたいタイミングとは?】

床ぷろには以下のような理由から、重ね張りなどの床のリフォームを検討されるお客様よりたくさんのご相談をいただいております。是非ご参考になさってください。

経年劣化

長年使用していると、床材の劣化が顕著になり、見た目や機能性が低下することがあります。特にお住まいで使用されることの多い複合フローリングは耐用年数が20年~30年程度なのでその前後になると経年劣化も目立ち始めます。
そうした経年劣化した床に、重ね張りで新しいフローリングを張ることで、見た目も機能も改善することができます。

経年劣化した施工前のフローリング

傷みや汚れが目立つ床

経年による傷みや汚れ、またペットやお子様によってできてしまった傷や汚れが目立つためにリフォームを検討を考えるという方も多数いらっしゃいます。たとえ大きな傷やへこみがあっても、重ね張りで新しい床材を張ることで見た目を一新できます。

傷ついた施工前の床

防音・断熱の必要性

階下への音漏れを防ぐために防音対策を施したい、寒さ対策のために断熱性を向上させたいなど機能性を高めるために重ね張りによる床リフォームを検討するのも、お住まいの快適性を向上させるうえではありですね。

防音対策のあるフローリング

床以外のリフォームのタイミング

例えば大規模な内装工事を行う、リノベーションを行うなどの際に、デザイン性を統一させたい・お住まいの機能性を向上させたいということで同時に床リフォームを検討される方も多くいらっしゃいます。
ワンストップで工事をお願いできればそれだけ手間やコストを削減することにもつながり一石二鳥と言えますね。

クロスの張り替えをする職人

重ね張り(増し張り)のメリット・デメリット

真新しいフローリングに生まれ変わるリフォームとして張り替えとどちらがいいの?とお悩みの方も多いのではないでしょうか。次は張り替えと重ね張り(増し張り)のそれぞれのメリット、デメリット、そして重ね張りができないケースについても見ていきましょう。

張り替え

メリット ・リフォーム時に必要に応じて床下の修繕まで行える
・床の高さが変らない
デメリット ・工事の規模が大きくなるため工期が長くなり、費用も高くなる
・廃材が出るため処理が必要になる

重ね張り(増し張り)

メリット ・工期が短く、比較的安価
・廃材が少ないため環境に優しい
・防音性や断熱性が上がる
デメリット ・床の高さが上がる
・床下の状態が確認できない
(床下の湿気やカビ、構造の問題を確認・修繕できない)
・床暖房が効きにくくなる

張り替えと重ね張り(増し張り)では工事の規模が違うため、どうしても工期と費用に違いが出てきます。比較的安価にフローリングを新しくできるという点は重ね張りの大きな魅力ではないでしょうか。

ただ、既存の床材の上に新しい床材を敷設するため、その分床の高さが上がることになります。6mmや12mmなど様々な厚さのフローリングがありますが、その分床の高さが増すため状況に応じてドアの高さを調整するなど追加の工事が発生することがあります。
(逆に重ね張りするフローリングの厚みによって敷居の段差が解消できたりもします

また状況に応じて家具の高さを調整するといった必要性も出てくるのが重ね張りのデメリットと言えます。

フローリングの種類についてはメーカーサイトを是非ご覧ください

重ね張りができない・配慮が必要なケースとは?

特定の条件下では重ね張り(増し張り)が施工できないケースがあります。重ね張りができないケースや、重ね張りが適さない床の条件などについても見ていきましょう。

①床の状態が悪い場合

・湿気やカビによる床の傷みがひどい
・床材が著しく劣化している
・大きな凹凸や傾きがある

湿気で傷んだ床

このような場合にはフローリングの重ね張り(増し張り)はできません。

まず床下に湿気が溜まっている場合やカビが発生している場合ですが、重ね張りをすると新しい床材がダメージを受けやすくなります。

まずは湿気やカビの問題を解決する必要があります。

劣化が著しい施工前のフローリング

また既存のフローリングが著しく劣化していたり、凸凹や傾きがある場合も難しいです。

そもそも劣化や凸凹があればフローリングを新設しても床の安定性や耐久性が保てないからです。
このような場合もまずは現在の状態を先に修繕する必要があります。

②床の高さ制限がある場合

・ドアの開閉ができなくなる
・家具の配置に影響が出る

重ね張りによって床の高さが増すため、ドアの開閉が困難になるケースがあります。
このような場合は、ドアの加工や床材の選定を慎重に行う必要があります。
また家具の設置にも影響が出るケースもあります。特にビルトイン家具や固定された家具がある場合、高さが合わなくなるリスクがあることを覚えておきましょう。

③特定の床材が使用されている場合

・カーペット
・ソフトな床材
・マンションの柔らかい床材

カーペットが敷かれた和室

既存の床材が柔らかい床材の場合も、重ね張りが難しいと言えます。

まずカーペットの場合は原則として重ね張りをお勧めしておりません。
またビニールやリノリウムといったソフトな素材の床材も、下地として不安定なため、新しいフローリングの支持に向かずお勧めしておりません。

防音効果のあるマンションの柔らかいフローリング

マンションには階下に配慮するため遮音性に優れた柔らかい床材が使用されているケースがあります。

このような床に重ね張りをしてしまうと遮音性が悪化してしまうため重ね張りをすることができません。

④床暖房システムの種類による制約

・古い床暖房システム
・床暖房非対応の接着剤や床材

床暖房システム

古い床暖房システムを導入されている場合、重ね張りによって熱伝導がうまくいかず、暖房効果が低下することがあります。
リフォームの際には床暖房の種類や状態を確認し、対応可能な床材を選定する必要があります。

また重ね張りができたとしても、使用する接着剤や床材が床暖房対応である必要があります。
非対応の材料を使用すると、暖房効果が低下したり、床材が劣化するリスクがあります。

➄構造上の問題

・床下配管の影響
・床の構造が弱い場合

床下点検口

床下に配管がある場合、重ね張りによって配管のメンテナンスが困難になることがあります。このような場合、配管の位置やメンテナンスのアクセスを考慮する必要があります。

また床の構造自体が弱い場合、重ね張りによって床の安全性が損なわれる可能性があるため、まず床の構造を補強する必要があります。

床ぷろスタッフ

いずれにしても「安くて・工期が短いから良い」ではなく、お住まいにあったリフォーム方法を選択していただくこと、また状況に応じた適切な床材を選択いただくことが重要となります。

床ぷろではまずお客様のお住まいを点検させていただいた上で適切な工事をご提案させていただいております。

重ね張り(増し張り)の工事の流れ

お部屋の広さにもよりますが、張り替えと違い既存のフローリング撤去の必要がないため1日~4日程度で完工となります。
以下に重ね張り工事の流れを解説していきます。

1.施工前の準備作業

工事前に家具の移動や清掃を行います。また重ね張りでは、既存の床を補強しておくことも重要となります。重ね張り後、床の沈みや音鳴りを防ぐためにビス等で既存の床材を根太にしっかり固定しておきます。

2.ドアや建具の調整

重ね張りすることで既存の建具と床が干渉し合ってしまう場合は必要に応じて、建具の高さなどを調整します。

3.床材のカット

重ね張りする場所によってはドアや巾木があったりするため、敷設する場所の形状に併せて床材をカットします。

4.床材の施工

既存のフローリングの上に新しい床材を張っていきます。接着剤を使用して床材を固定し、必要に応じて釘やフロアタッカー(建築用のホチキス)などで補強して完工です。

フローリング重ね張り(増し張り)完工

重ね張り(増し張り)の工事費用のご案内

床ぷろでは重ね張りのご用命にあたり、床材の費用(材料費)と工事費用をいただいております。
平米辺り「材料費+工事費用」で9,000円~(税込み)
にて承っております。

仮にお部屋が10平米(およそ6畳)だとすると90,000円~が費用相場となります。
使用する床材によっても金額は変りますので詳細な金額は無料点検後のお見積りにてお出ししております。

床リフォーム見積書
床リフォーム見積内訳書

※原則、お部屋の掃除やお荷物の移動はお客様にてお願いしております。当社にて対応する場合は別途費用をいただく場合もございます。

メリットが大きい重ね張り(増し張り)のご相談は是非床ぷろまで!

張り替えと比較するとおおよそ半額以下での施工が可能な重ね張り。
費用的なメリットが大変大きいリフォームですよね。ただし施工できないケースがあったり、注意が必要なケースが多いのも重ね張りの特徴です。
だからこそDIYではなく、専門業者にご依頼いただくのが最善だと言えます。床ぷろでは経験豊富な専門の職人が丁寧に、そして美しくリフォームいたします。

まずは無料点検からご依頼ください。

フローリング施工
         床リフォームで後悔しないためのポイント解説