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ぶかぶか・ふわふわしている床の補強リフォーム【調査・見積無料】

床ぷろスタッフ

築年数の経過したお住まいに出る床の現象「ぶかぶか」「ふわふわ」
こうした現象の原因・状況によっては床や建物の安全性や寿命にも影響を及ぼしてしまう可能性があります。こちらのページでは「ぶかぶか」「ふわふわ」の原因を解説し、最適な補強リフォーム方法をご紹介します。
床リフォームのプロの視点で、不安を解消していただけるよう詳細に解説していきますので是非参考になさってください。

床が「ぶかぶか」「ふわふわ」する原因とは?

例えば洗面化粧室の床、玄関の床など特定の場所を踏むと柔らかい感触がある、ぶかぶかやふわふわってそんな感じではないでしょうか。

ぶかぶかした床の感触

このような症状は築20年以上が経過したお住まいに出ることが多い現象なのですが、このまま放置しておくと床が抜けてしまうんじゃないか・・・という不安になられる方も多いかもしれませんよね。
このような現象は大きく3つの理由から起こるのですが、まずはそちらから解説していきたいと思います。

理由1:フローリング材の接着が剥がれてくることによる「ぶかぶか」「ふわふわ」

多くの床で用いられる複合フローリングは、無垢フローリングとは違い、複数の薄い木材を層になるように接着剤で貼り合わせた人工的な床材です。

フローリング材の断面

このような性質上、経年劣化が進むことで接着剤が剥がれ、層になっている部分が浮いてしまうことで踏んだ時にぶかぶか・ふわふわとした感触を感じることがあります。
また同様にフローリング材と、その土台となる下地合板との接着が経年劣化により弱くなることで、床材が下地合板から浮いてしまいぶかぶか・ふわふわが生じてしまうことがあります。

理由2:床の下地合板の層が剥がれてくることによる「ぶかぶか」「ふわふわ」

2つ目の理由は、下地合板の経年劣化が理由の「ぶかぶか」「ふわふわ」です。 フローリングやクッションフロアといった床材の下には下地合板という板が敷かれています。

合板の断面図

下地合板は、複合フローリングとも構造が似ているのですが何枚かの板(単板)が層になるように接着剤で貼り合わせているのですが、その接着剤が経年で剥がれてしまうことがあるのです。
そうすると床が浮いたようになってしまい、その場所を踏むと「ぶかぶか」や「ふわふわ」といった感触を感じることがあります。

床ぷろスタッフ

【なぜ特定の部分の接着剤だけが経年劣化で剥がれてくるのか?】
これは複合フローリングの剥がれにも言えることなのですが、例えば洗面台の前、浴室の出入口の床、玄関の床など、人が踏む場所というのは常に一緒だったりしますよね。

やはりそういった人がよく踏む場所ほど荷重がかかり、劣化が進み、剥がれが起きてしまうというメカニズムなのです。

理由3:束と束石の間に隙間ができることによって起きる「ぶかぶか」「ふわふわ」

ここまでで出てきた下地合板の下はどうなっているか?という床の構造のお話になりますが、下地合板は根太(ねだ)と呼ばれる約30㎝間隔で配置された角材の上に敷かれています。
その根太は大引き(おおびき)と呼ばれる一回り太い角材の上に固定されており、その大引きから地面に向かって垂直に設置された角材を束(つか)と言います。(床の構造について以下写真をご覧ください)

現在は鋼製の束が使われるのですが、一昔前の木造住宅では束と言えば角材でした。
その束の土台となっているのが束石と呼ばれる地面に配置された石で、つまりその土台(束石)に束を乗せて床を支えていたのです。阪神淡路大震災以前の建物の多くは、このような布基礎と呼ばれる基礎の上に床組みがされていました。

2015年時点の建物基礎割合

つまりぶかぶか・ふわふわの原因はこの構造にあるのですが、地面に置かれた束石が何かしらの理由で沈んでしまい、束と束石の間に隙間ができてしまうことでその部分が地面から浮いた状態になり、そこを踏むと「ぶかぶか」や「ふわふわ」といった感触があるというのが3つ目の理由です。

ぶかぶか・ふわふわは危険な予兆?危険度は?

床がぶかぶかしている、ふわふわしている、そんなお住まいの調査にお伺いさせていただくとほとんどのケースで、原因が上記に当てはまります。

またご相談いただく際には「床が抜けたりしない?大丈夫?」と心配されていらっしゃる方もおられます。
確かに床の強度が弱くなっている感じがしますから、心配になってしまいますよね。

床のぶかぶか・ふわふわが心配でご相談いただくお客様

ただご安心いただきたいのは確かに経年劣化で床が傷んではいますが、多くの場合で今すぐ床が抜けるといったことはありません
もちろん荷重がかかってのぶかぶか・ふわふわですから放置しておくわけにはいきませんがきちんと対応をすれば問題は解消されますのでご安心ください。ただし以下のような状況の場合は急いで対処する必要があります。

水や湿気による腐食で「ぶかぶか」「ふわふわ」している場合

湿気で傷んだ床

こちらの写真のように水や湿気によって下地が傷んでしまったぶかぶか・ふわふわはすぐに対処が必要です。

洗面周りや浴室周りなど水が使われる場所で見かける現象で、床材の隙間から水分が入り込んでしまうことによってぶかぶか・ふわふわが起こるのですが、この場合下地はもちろん根太や大引きといった床組みまで水が入り込み、腐食が進んでいる可能性があります。

その場合は最悪、床が抜けてしまう可能性があるため早急な対応が必要となります。状況が当てはまる場合はどうぞ当社までご連絡ください。

ぶかぶか・ふわふわしている床の補修・リフォーム方法

フローリングの剥がれによる場合

フローリングの剥がれによるぶかぶか補修事例

ぶかぶか・ふわふわしているフローリングのみを撤去し、新しく差し替えることが可能です。ただし築年数の古い建物の場合、その当時のフローリング材が廃盤になっているケースがほとんどです。

その場合は似たようなフローリング材を用いて差し替えを行いますが、色や柄などまったく一緒のものではないためどうしても部分的に色違いなどが目立つ形となります。

下地合板の剥がれによる場合

ぶかぶか・ふわふわする部分の床材を撤去し、剥がれの見られる合板部分だけを切り取って同じ厚みの合板を貼り付けるか、一枚単位で合板を貼り直すかという選択肢となります。

これらは合板の状況にもよるため、現地調査にて現状を確認させていただいた上で必要なご提案をさせていただいております。

床材の重ね張りも選択肢の一つ

ぶかぶか補修のための重ね張り事例

こうした部分的な補修ではない選択肢としては、全体的な重ね張りという方法もあります。

既存の床の上に新しい床を作ってしまう工法で、床自体が新しくなるため根本的な問題解決ができるのに加え、床材自体を新しくするため新築時の美観を取り戻すことができるのが特徴です。

束と束石の間に隙間ができてしまっている場合

このような場合は床下点検口から床下に入ったうえで、隙間分の厚みのパッキンを入れ、固定することで隙間を埋め解決します。

床下点検口がない場合は、床を開口して点検口を設ける必要があります。

ぶかぶか・ふわふわの原因究明と解決はできる?はい、できます!

フロアタイルの床の現地調査

建材や合板が原因のぶかぶか・ふわふわ、また床下の束石の沈みによるぶかぶか・ふわふわ。

同じぶかぶか・ふわふわでも実は踏んだ時の感触は原因によってまったく異なります。

現地調査では実際に劣化箇所を調査させていただきますが、私たちプロが原因を特定した上で必要な対処方法をご提案させていただきます。

浜松市、磐田市、湖西市、袋井市その周辺エリアで床のぶかぶか・ふわふわといった違和感でお悩みの方は一度お気軽に床ぷろまでご相談ください。

         床リフォームで後悔しないためのポイント解説