フローリングの1本溝(2P)・2本溝(3P)|高級感あるのはどっち?
フローリングを選ぶ際に悩むポイントの一つが「溝(目地)の本数」です。
一般的には 1本溝(2P) と 2本溝(3P) があり、それぞれ見た目の印象が大きく異なります。では実際のところ、高級感があるのはどちらなのでしょうか。
今回は1本溝と2本溝のフローリングってどういうこと?ということも踏まえて解説していきたいと思います!

まずフローリングは一枚一枚のサイズが長さ約180cm・幅約30cmで、そこに溝が入っているんですが、1本溝(2P)は30cmの真ん中に1本の溝が入っているもの。
2本溝は2本(3P)の溝が入っているものを言います。


上の二つの画像は床ぷろでお勧めさせていただいているPanasonicの突板フローリングマイスターズウッドフロアですが、真ん中に1本溝が入っているものが2Pフロア、2本溝が入っているものが3Pフロアですね。
1本溝(2P)は約30cmの真ん中に溝が入っているので、溝と溝の間が15cmになりますし、2本溝(3P)であれば10cmとなります。ではこれによって印象がどのように変わるのでしょうか?

まず1本溝(2P) は一枚のフローリング材が太く見えるため、床全体に“ゆったりとした広がり”が生まれますね。溝が少ない分、目地の主張が控えめで、無垢材のような贅沢な雰囲気を演出できるのが特徴です。
高級マンションやホテルなどでも採用されることが多く、落ち着いた空間に仕上がるため「高級感重視で選ぶなら1本溝」という声が多いのも納得です。

一方、2本溝(3P) は一枚の中に細い板が3枚分あるように見えるデザイン。板幅が細く見えることで、空間にリズムが生まれ、カジュアルで親しみやすい印象になります。
ナチュラルテイストのインテリアや北欧系の雰囲気とも相性が良く、家族が集まるリビングなどに選ばれることが多いタイプです。また、細かい溝のおかげで傷や汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
1本溝フロアと2本溝フロア、高級感を演出できるのはどっち?
結論を言うと、高級感を出したいなら1本溝(2P) の方がおすすめです。
板幅が広いことで高級フローリングに使われる無垢材の雰囲気に近づき、空間を大きく見せる効果もあります。特に20畳以上の広いLDKや、ホテルライクな住まいを目指す方には最適です。
ただし、部屋の広さやインテリアの方向性によっては、2本溝(3P)のほうがしっくりくるケースもあります。例えば、6〜8畳ほどの個室では、細いラインがリズムを生み、圧迫感を軽減してくれることもあります。
最終的には「どんな空間にしたいか」が選ぶ基準になります。
・高級感・ホテルライク → 1本溝(2P)
・明るくナチュラル・コンパクト空間 → 2本溝(3P)
溝の数だけでも大きく印象が変わるため、フローリング選びではぜひチェックしてみてください。もちろんどちらを選ぶべきかわからないという方は、床ぷろにお気軽にご相談くださいね!


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