フローリング増し張りでビスの増し打ち(増し締め)を行う理由とは
フローリングの増し張り工事(重ね張り)では、新しい床材を貼る前に「既存の床にビスを増し打ちする」という工程を行うことがあります。(増し締めとも言ったりしますね)
お客様から「増し張りならそのまま貼るだけでは?」とよく聞かれる部分ですが、実はこのビス増し打ちは仕上がりの品質を大きく左右する重要な作業です。

今回はフローリングの増し張り工事ではなぜ既存の床にビスを増し打ち(増し締め)するのか?について説明をしていきたいと思います!
床鳴り防止がまず第一
まず大きな理由として、床鳴りの防止があります。
築年数が経った住宅では、既存のフローリングと下地(合板や根太)の接合が弱くなったり、釘が浮いてきたりという状態がよく見られます。
こうした小さな“動き”がミシミシ・パキッといった床鳴りの原因になります。ビスでしっかり固定することで部材同士の動きを抑え、施工後の床鳴りや音の再発を防ぐことができます。
次に、下地の安定性を高めるためです。
増し張りは既存のフローリングの上に新しい床材を施工するため、下地がわずかに沈んでいたり、ふわついている状態だと、新しいフローリングがきれいに貼れず、仕上がりに凹凸が出たり、後から浮きが出ることがあります。ビス増し打ちで既存床をしっかり固定しておくことで、新しいフローリングが平滑に仕上がり、長期間安心して使える床になります。

つまり工事の品質、工事後の安心のために非常に重要な工程だということなんですね。
増し張りは「早く・費用を抑えて」行えるメリットがありますが、その分、既存床の状態を整えておかないと、後から問題が表面化する可能性があります。ビスで補強しておくことで、将来的な床鳴りや沈み込みといったトラブルを未然に防ぎ、末永く安心してお暮しいただけるリフォームとなるのです!
もちろん床ぷろではフローリングの増し張り工事を行う際、こうした下地補強を丁寧に行い、見た目だけでなく“中身”の品質にもこだわった施工を徹底しています。
長持ちする安心の床リフォームをお求めの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。


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