【施工費用で比較】無垢フローリングが高い理由とは?

フローリングには「複合フローリング」と「無垢フローリング」があります。
無垢フローリングと言えば、合板を使わない一枚板の天然木ならではの木目や節が魅力の床材で、足ざわりがやさしく冬でも冷えにくいのが特長だったりしますよね。
時間とともに色味の変化など経年変化を楽しめる床材なので、好きな人は「絶対無垢フローリングじゃなきゃ!」となってしまうほど魅力的な床材と言えます。
こうしたメリットもありながら、一方で「費用が高い」というデメリットもあります。
例えば一坪当たりの材料代で考えると複合フローリングと無垢フローリングでは、無垢フローリングが1.5倍ほど高くなります。

これについてはダイニングテーブルなんかで考えるとわかりやすいかもしれませんが、市販で売っている合板や集成材を使ったダイニングテーブルと、無垢材を使ったダイニングテーブルでは価格が全然違いますね。これは材料費が全然違うわけです。同じことが床でもいえるということなのです。
ただこれに加えて、「施工費用」も高くなるという特徴があります。
なぜ無垢フローリングは施工費用も高いのか?
これについては複合フローリングと無垢フローリングのサイズについてみてみると非常にわかりやすいのですが、まず複合フローリングは1枚が303mm×1820mmのサイズなのですが無垢フローリングは一般的なサイズで75mm~90mm×1820mmとなっています。

(実は複合フローリングは写真のように見た目としては何枚かが一つになったようなユニットになっているんです。ですから横幅が303mmもあるということなのですね)
これだけ見ても、仮に一坪施工するとしたら複合フローリングの場合であれば6枚施工すれば済みますが、無垢フローリング(90mmの場合)だと20枚ほど施工しなくてはいけないのです。
つまり手間が全然違うんですよね・・・。
そうしたこともあり無垢フローリングについては材料費だけでなく施工費も高くなってしまうのです。もちろん私たちは複合フローリングだけを推しているわけではなく、無垢フローリングには無垢フローリングでしか味わうことのできない良さもあるので、リフォーム時にはお客様にお選びいただいております。
ただ仮に10坪無垢フローリングを施工した場合、複合フローリングと比べて費用が2~30万円くらい変わってくることもあるため費用を優先に考える方であれば複合フローリングをお選びいただくことをお勧めします。

複合フローリングも見た目は無垢材と変わりませんし、もちろん木の雰囲気を味わうことができますのでまったく問題ないですよ!