長手?短手?フローリングの張り方はどちらがいいのか?
床リフォームで、リビングのフローリングやクッションフロアを新しくする際に「どんな色にしようか?」ということをご検討されると思いますが、同時にお部屋のどの向きに貼っていくか?ということも検討が必要なケースがあります。

どの向きに張るかで見た目も違いますし、人によっては感じる快適性が違うからですね。ちなみに私たち業者は「長手(ながて)」「短手(みじかて)」という言葉を使うのですが、どういう意味なのか?どんな違いがあるのか?この辺りについて、これからリフォームを検討される方向けにお話しさせていただこうと思います。
長手・短手とは?
「手」と文字が入っているので、わかりにくくなっているのかもしれませんがお部屋には「長い方」と「短い方」があります。
例えば横4m・縦5mの長方形の形をしたお部屋があったとします。(たいていのお部屋は正方形ではなく、長方形のお部屋ですよね)
縦と横でそれぞれ長さが違うわけですが、この場合縦5m方向を長手、横4m方向を短手と言います。
つまりフローリング(木目のクッションフロア)を「どの向きで張るのか?」とは、フローリングの目地をどちらの辺に沿って張るのか?という意味で、「長手方向に張る」というのは長い辺に合わせて張ること、「短手方向に張る」というのは短い辺に合わせて張ることを意味しています。
ちょっと難しいので、以下のイラストをご覧ください。


イラストで見るとわかりやすいですね。
パッと見ただけでも全然違いますよね。では長手と短手で何が違うのでしょうか?
長手で張るのと、短手で張るのと、何が違う?
一般的に日本の住宅は長手で張られているケースが多いといます。
これは長手方向に張った方が奥行きを感じることができるから、なのですが逆に短手で張れば横の広がりを感じられるわけです。
つまりどちらにも良い部分があり、「どちらでも良い」というのが答えでもあります。
上記で長手が一般的というお話をしましたが、長手で張っているお家が多いだけで、短手だと縁起が悪いなんてこともありません。つまりお好みで決めていただけたると言うことです。
でもはっきりどちらがいいかわからない・・・
なんて方も多いかもしれません。その時は既存のフローリングの向きがどうなっているか?を基準に考えてみてはどうでしょうか?今と違う向きだと違和感が出てきそうなので、今と同じ向きで張るというのも一つの方法ですね。
長手・短手、是非フローリングリフォーム時の参考にしていただけたらと思います!