下地に不安がある場合の床リフォーム・床工事のお見積りについて
床リフォーム、床工事のご依頼をいただくにあたって、私たち業者はお客様にお見積り内容(工事内容、費用)にご納得いただかなくてはいけません。
そのために現地調査を行い、正確に寸法を測った上でお客様のご要望をお伺いお見積りを作成させていただくのですが、どうしても見積りに計上できないもの(つまり100%正確とは言い切れないなもの)が出てきてしまう場合があります。
それは「下地の補修」についてです。
要するに、下地が傷んでいる場合「下地が傷んでいるので交換しますね」なのか「部分的の補修しますね」なのか何かしら処置を施して、その上から新しい床材を新設するわけですが、その下地の補修について見積りに計上できないことがあるということですね。
なぜ床の下地補修について見積もりに計上できないことがあるのか?
それは「床の下地状態を100%正確に把握できないことがある」からなのです。
なぜわからないのか?というと現地調査の段階で、既存の床を剥がすことができないからなんです。
もちろん目に見える傷みや劣化、また手で触れてみて、力を加えてみて感じる劣化や不具合などはわかりやすいですよね。また劣化状態や不具合から原因を推測することもできますし、必要な工事のご提案をすることができます。

ただし100%正確か?というと100%とは決して言いきれません。
100%状態が把握できるときは、既存の床材をすべて剥がした際になります。(もしくは床下に入ったときなど)
大工工事のプロとして40年以上も家づくりやリフォームに携わってますので、現地調査での見立てやお客様からのお悩みを聞けばほぼほぼ正確に状態を推察することができますが、それでも・・・と言うときがどうしてもあるのがリフォームだということなんですね。
これ、例えば外壁塗装のような工事であればそんなことはなかったりするわけです。
外壁塗装というリフォームは、外壁の上からペンキを塗る工事なわけですが「下地」は目に見えている外壁なわけですから事前に正確に下地の状態を把握することができますね。

また新築の場合であれば、すべての建材が新品ですから心配する必要もありません。
しかし床リフォームや屋根リフォームは、既存の床や屋根の下に下地が隠れているので剥がしてみたら想定外の状態になっていたということも稀にあるということなのです。
見積もりに計上されていない工事が必要になった場合はどうするのか?

やるかもしれない補修工事について何でもかんでも見積もりに計上するわけにはいきませんので、基本わからない場合は床を剥がしてみて、現状を見てから必要な工事についてご提案をさせていただくことになります。
もちろんその際には、お客様にとっては想定外の工事・出費となりますから床ぷろではお客様にご負担をかけないようにできる限り経済的に問題が解決できるご提案をさせていただく形となります。
もちろんそうしたことがないよう、お見積り前には必ず現地調査にお伺いし、できる限り正確に状況を把握することを徹底していますが、床リフォームの性質上、本日お話させていただいたようなことがあることも是非ご理解いただけたらと思います。