床は腐食する?何が原因で腐食するのか?
「床の腐食」は、放置すると建物の安全性が低下し、修理費用も増大する深刻な問題です。
どうして腐食してしまうのか?その主な原因は水分や湿気、それによるシロアリや木材腐朽菌の繁殖なわけですが、今回は、床の腐食を引き起こす原因について詳しく解説していきたいと思います。

床が腐食する主な原因
水分や湿気の蓄積
湿気が多い環境では、床下の木材が水分を吸収しやすくなり、腐食のリスクが高まります。例えば家の中で言えば洗面、浴室周りでしょうか。

例えばこのように浴室と洗面脱衣所の敷居部分。水にぬれた体そのままで出て、滴り落ちた水を拭くことなく数十年・・・。どうしてもこのように腐食してしまいます。
また外の環境で言えば、「田んぼや用水路が違く立地的に湿度が気になる場所」「地盤が低く床下の換気が不十分な場合」「床下の通気口が塞がれていたり物理的に換気ができない状況になっている」などの場合は床下に湿気が溜まってしまい、腐食を進めてしまう原因になります。
木材腐朽菌やシロアリによる被害
冒頭の写真はシロアリによる被害が進行してしまっている写真ですが、水分や湿気はお住まいの大敵であるシロアリや木材腐朽菌を発生させる要因にもなります。
いずれも建物の強度を著しく低下させる原因にもなり、床、柱、壁などお住まいの構造部分を食い荒らされてしまう可能性もあります。
私たちが家の中にいて、目に見える範囲で対策するのであれば、水がこぼれたらきちんと拭き取る、放置しない!ということが必要です。
また目に見えない範囲、例えば床下であれば床がぶかぶかするような場所はないか?また立地的に湿気などが気になるようであれば、床リフォーム業者に一度見ていただくと良いですね。