マンションの床構造「直床(じかゆか)」とは?特徴を解説
直床(じかゆか)とは、マンションなどの床構造の一つで、コンクリートスラブ(建物の基礎部分)に直接フローリングなどの床材を貼り付ける施工方法です。基礎部分に床材を直接貼り付けるためスラブと床材の間に空間がなく、どちらかというとシンプルな構造の床と言えますね。

直床の特徴とメリット
構造的に天井高を確保できる
二重床はコンクリートスラブの上に新たな土台を組み立てて床を作る工法で、スラブと二重床部分の空間、また二重床部分の厚み分床が高くなるため天井と床の間が狭まります。一方直床は床の厚みが少ないため部屋全体の天井高を高くすることが可能な工法と言えます。
安定した床感
二重床が安定してないというわけではありませんがコンクリートスラブ自体に直接床材を貼り付けるため、より安定性がある床構造と言えます。
直床の特徴とメリット
防音性能が低い
スラブと床材の間に空間がないため、一般的に衝撃音や生活音が下階に伝わりやすいと言われています。そのため、直床が採用されるマンションでは、防音対策の規定が厳しい場合があります。
床リフォームの工法が限定される
床材を新しくしたい場合のリフォーム方法として、重ね張りは原則行うことができません。直床の場合は既存の床を剥がしてリフォームを行う張替え一択となります。
直床なのか?二重床なのか?によってリフォーム方法、またマンションの規定等が異なることもあるため床ぷろでも現在のマンションの床の工法・状態に合わせた最適なご提案をさせていただきます。
マンションの床リフォームをご検討中の方はお気軽に床ぷろまでご相談くださいね。