床プロ

床工事・大工仕事のプロフェッショナル

点検・調査・お見積りは無料で承っております!

お問合せ電話番号

0120-309-754

受付時間 9:00~18:00

現場ブログ

マンションの床構造「二重床」とは?特徴を解説

二重床とは、多くのマンションなどで採用されている床構造で、コンクリートスラブの上に支持脚(高さ調整が可能なパーツ)を設置し、その上に下地材や仕上げ材を施工する方法です。スラブと床材の間に空間を作ることで、防音性や施工の柔軟性を確保する仕組みです。

置床工法
二重床の構造

こう書くと難しく感じる方も多いと思うのですが、二重床という言葉通り、床を二重にする施工方法で、一段目はコンクリートスラブ、その上に新しい床を作っているということなのです。
今回は二重床を構成する構造の詳細について解説していきたいと思います。

コンクリートスラブ

ここまでの文章でも二回ほど出てきましたがまったくもって聞きなれない言葉ですよね。鉄筋コンクリートで作られているマンションは当然床もコンクリートできているわけですが、これををコンクリートスラブと言います。つまりお部屋の土台ですよね。木造に比べるとコンクリートは遮音性に優れている特徴があります。

支持脚

コンクリートスラブの上に床を作る工法を二重床というわけですが、画像の通り、スラブとの接面に防振ゴムを置き、そこから垂直方向に伸びているボルトのような部材が支持脚です。文字通りスラブの上に施工される床を支える役割もあり、また床の高さを調整する機能も持っています。

床下空間

支持脚によって生まれるスラブと二重床部分の間の空間は、配線や配管を収納するために活用されます。この構造により、配管の増設や修繕がしやすく、リフォーム時の利便性が高まります。

下地材と仕上げ材

支持脚の上にはパーティクルボードなどの下地材が敷かれ、その上にフローリングやタイルカーペットなどの仕上げ材が施工され、実際に歩行する表面となります。ご希望に応じでパーティクルボードと仕上げ材の間に遮音シートを敷設することもでき、さらに遮音性の高めることも可能です。

ではご自身がお住まいのマンションが二重床かどうかをどう判断するのか?ということですが、踏み心地などではなかなかわかりづらいと思いますので、販売会社や不動産会社に尋ねてみていただくと良いかと思います。
ちなみに二重床自体は2000年以降に誕生した工法なので、それ以前の建築であれば直床ということになります。

二重床であれば価格を抑えた重ね張りリフォーム、張替えリフォーム、どちらもお選びいただくことが可能です。マンションの床リフォームをご検討中の方は一度お気軽に床ぷろまでご相談くださいね。

         床リフォームで後悔しないためのポイント解説