フローリングの施工方法の簡単解説vol2【根太張り工法】
前回のブログ「捨て張り工法」に続いて、フローリングの施工方法についての解説になります。
大きくはフローリングの施工方法としては捨て貼り工法と、この根太張り工法が有名ですがどちらかというと古い住宅に多い印象の根太張り工法です。
根太に関しては是非以前のブログ(根太の解説と役割)をご覧いただきたいのですが、床の構造を支える部材で、捨て貼りの場合で言えば下地合板の土台となる一尺間隔で設置された角材を言います。

こちらは床組みなのですが、最上部に等間隔で配置している角材を根太と言います。根太張りとはつまり、根太に張るということでフローリング材をこの根太の上に張り付けていく工法を言います。
床下に空間ができるため湿気がこもりにくく、通気性を確保できるというメリットはありますが、さすがに床下の冷気が直接床に上がってくるため、このままではやはり寒いです。

そこで根太の間に断熱材を入れてというのが一般的になるわけですが、床の安定性とさらなる断熱性を向上させるという意味でも床ぷろでは基本的に根太の上に合板を一枚入れたうえでフローリング材を施工(捨て貼り工法)させていただく形をとっています。
ただ昔のお住まいではこのように根太に直接フローリングを貼り付けて施工された根太張りの床が多かったのです。