浜松市浜名区で進んでいる床リフォームを伴った減築に伴う耐震補強工事も大詰めです。床、天井の施工が終わったら最終的に壁の施工に取り掛かります。

壁面の骨組みに構造用合板を張ったうえで、ラスカットを施工していきます。
ラスカットは地震や火災に強く「住宅瑕疵担保責任保険」の設計施工基準で認められた国内唯一のモルタル下地材です。ラスカットを施工することによって建物の強度と防火･防水性、耐久性を高めてくれます。

複数枚のラスカットを貼っていくのですが、継ぎ目部分からの水の浸入を防ぐためにきちんとコーキング処理を行い、防水を行います。

ちなみに今回耐力壁を入れることで耐震補強を行うわけですが、お住まいのどこに入れてもいいわけではありません。施工前にはきちんと設計士による調査が行われ、耐震に効果的で且つ経済的な工事となるよう建物のどこに耐力壁を入れたらいいか計算をし、その上で施工を行います。
耐力壁の効果としては、強風や地震の横揺れなどの横からの力、また建物自体の荷重による垂直の力の抵抗力として建物自体を支える役割があります。

ラスカットの施工が完了し、外から建物をみた全景です。手前の庇部分はこれから減築していく部分となります。その後は左官屋さんのお仕事になるのですが、モルタルで外壁を作ったのち、仕上げ塗装をして完了となります。

こちらが庇部分の解体後の写真となります。車が通る通路部分が大変広くなりました。

左官屋さんによって仕上げられた外壁です。既存の外壁部分とも色を合わせて塗装を行いました。

【前回までの工事の進捗について】
・天井断熱と天井材による仕上げはこちら