浜松市で補助金を活用した床の段差解消リフォームの現地調査
浜松市のお客様より市の補助金を活用して床の段差解消をしたいというご依頼をいただきました。
もちろん床の段差解消も介護保険における住宅改修の対象となるため最大で20万円までの補助を受けることができます。では現地調査の様子を見ていきましょう。
床の段差解消が補助金対象という話をしましたが、どの場所をリフォームしても補助金が出るかというとそうではありません。玄関から寝室までの廊下などの通路という決まりがあるためまずは対象箇所のフローリングを念入りに調査します。
玄関部分に関してフローリングの傷みは見当たりませんが、玄関を入って左側のお部屋との敷居部分に段差が見られます。15mmほどの段差となりますが、この15mmの段差によって生活の快適性が大きく損なわれしまうため段差解消をしなくてはいけません。
続いて寝室へと繋がっている廊下の状態です。玄関部分に近い部分に関しては特別傷みが見られませんでしたが廊下の奥部分のフローリング関しては表面が波打っているのが、光加減でわかります。(わかりますでしょうか?)
今回調査させていただいたお宅は築25年ほどが経過しているのですが、建材ののりが剥がれてしまっているため床がぶかぶかし始めている状態でした。補助金の対象か否かに関わらず、リフォームが必要な状態と言えますが今回は補助金の対象にもなるリフォームなので段差解消と併せて、床の補修までできる一石二鳥のリフォームとなります。
やはり廊下と各部屋の敷居部分には玄関と同様の段差が存在しています。
補助金は最大で20万円まで受け取れるのですが、例えばリフォーム費用が100万円かかった場合、そのうちの20万円が補助され、残りの80万円は自己負担となります。そうなってしまうと自己負担があまりに大きくなるため、補助金を活用する場合は補助金の中でやりくりができるよう、その範囲で収まるリフォームをご提案させていただくことが多くなります。
今回の場合、既設の床の状態がそこまで悪くないということもあり、ご提案内容としては床の増し張りによる敷居との段差解消をご提案させていただきました。これによって15mmあった段差を3mmまで解消することができます。
お客様のご希望もあり廊下同様の浮きが見られる広縁も調査させていただきました。廊下以上にフローリングの浮きが顕著です。
現地調査では施工面積を確認し、必要な資材を洗い出し、適切なお見積りお出しするために必ず採寸を行います。
この広縁は補助金の対象外となるため、リフォームを行う場合はどうしても自己負担となってしまいます。ただ同様の工事を同時に行うことによって、別々で工事を依頼するよりも全体で見るとリフォーム費用を抑えてご依頼いただくことが可能となります。
もちろんそれはお客様によってなので補助金が活用できるリフォームだけとするか、またそれ以外の劣化部分も併せて工事をしてしまうのかお選びいただく形となります。
今回は補助金を使ってリフォームをしたいというご依頼をいただきましたが、廊下から玄関だけではなく様々な場所のお住まいの床を調査させていただきました。床ぷろではご希望をいただければ、せっかくの機会ですのでお客様の気になるところ全般を調査させていただきますのでどうぞご遠慮なくお申し付けください。