トイレの床をフローリングにすると後悔するって本当?
オシャレでモダンなフローリングですが、トイレの床をフローリングにしたら後悔した・・・なんて話を聞いたことあるんだけど本当なの?というご相談をいただきまして、本日はこのようなテーマでお話をしてみようと思った次第です。
一見おしゃれで魅力的ですが、後悔することもあると思いますというのがやはり答えです。
その理由は、トイレ特有の水回りの環境が、フローリングの特性と相性が悪いためなんですが、以下に、フローリングを選ぶ際に後悔しがちなポイントを解説していきたいと思います。
まず、水漏れや湿気に対する弱さが挙げられます。フローリングは木材を使用しているため、水や湿気を吸収しやすい特徴があります。
やはりトイレは水が飛び散ったり、湿度が高くなりがちな場所ですから相性が悪い・・・と言わざるを得ないわけです。例えば床材の隙間から水分が染み込んでしまえば、カビや腐食の原因になるわけですから、そうしたリスクをとってまでフローリングにするメリットがなければ、避けたほうがもしかしたら後悔しないかもしれません。
あとリフォーム費用が高くなりがちです。
床材としてはクッションフロアやフロアタイルが使われがちですが、こうした床材と比較しても床材自体が高いことに加え、フローリングリフォームをする場合既存の床を剥がして張替えるとなると工事の規模が大きくなるためどうしてもリフォーム費用として高くなってしまうのです。
例えばクッションフロアであれば、既存の便器を取り外すことなく床を新しくすることができるため、費用も数万円程度です。
「木目が好き」ということであれば、木目のクッションフロアを選べばいいわけで、そこまでフローリングにこだわる理由がないのであれば、それ以外の床材を選んだほうが経済的な後悔をしなくて済むかもしれませんよね。
次に、掃除のしやすさも問題です。トイレは汚れが付きやすい場所ですが、フローリングは表面が傷つきやすく、拭き掃除の頻度が多いと傷が目立つことがあります。さらに、抗菌性や防臭性が他の床材(タイルやビニールフロア)に比べて劣るため、清潔感を保つのが難しい場合があります。
長年使っていくことで、蓄積した床の劣化や汚れを見ることで「やっぱり・・・」という後悔をするのであれば、他の床材を選択肢にしていただくのが良いかもしれません。
どうしても暗い話ばかりになってしまったのですが、実はフローリングにしたいという方のために耐水性や防水性の高いフローリングもあります。
こうしたフローリングをお選びいただければリスクや後悔の要素をできる限り減らして上で、お好みのフローリングをトイレに敷設することもできますね。是非そういうのもあるよということを覚えておいていただけたらと思います!
総合的には水に強い床材を選んでいただければ間違いのないトイレの床材ですが、床ぷろでも防水性の高いフローリング、クッションフロア、フロアタイルなどすべての床材を取り揃えておりますので、トイレの床リフォームを検討している方は是非お気軽にご相談くださいね。