床下の構造ってどうなってる?部位の名称も解説
床下の構造は、建物の耐久性や快適さに大きく影響します。一般的な床下構造は、以下の要素で構成されています。
基礎
昔から採用されてきた布基礎です。藩士淡路大震災以降の建物はコンクリートで全体を固めたべた基礎が多くなってきましたが、浜松や磐田はまだまだ昔ながらの建物が残っていて、写真のような布基礎もお住まいも数多くありますね。
建物の壁に沿って、コンクリートを打つ工法ですね。床下の土台はこのようになっています。
束(つか)・束石・大引き
束は、床を支える垂直方向の支柱で、床下の強度を高めます。束の下には「束石」と呼ばれる基礎があり、地面にしっかり固定されています。
さらに束に固定するようにして配置する横方向の構造材を大引き(おおびき)と言います。床全体の構造を支える大変重要な部材なんですよ。通常900mm程度の間隔をあけて配置していきます。
根太(ねだ)
大引きの上にさらに、垂直に交わるように角材を設置していきますが、この角材を根太と言います。こちらも床板を支える役割を果たしてくれています。
断熱材
一階のお部屋には必須の断熱材ですね。冬場、地面からの底冷えを防ぐためのものでもあり、夏場、部屋の温度上昇を防いでくれる効果もあります。大切なことは根太の合間に隙間を空けずにびっちりと設置します。隙間が少しでもあれば冷気が入り込むので大変です。
下地材と化粧材
下地材を根太の上に張り付けたうえに、私たちが目にする一番上にフローリングやタイルといった床材(化粧材)が敷設されています。
普段床下を覗くこととかないので、わからないと思うのですが実は床下こうなっているんですね。床ぷろでは施工中、お立ち寄りいただければ工事工程をご覧いただけたり、ご質問いただければ何のための工事を行っているか丁寧にご説明させていただいております。
是非いろいろとご質問くださいね。