【大引きって何?】床を支える見えない大黒柱について解説
もしかしたら初めて聞くという方も多いかもしれませんが、床を支えてくれているお住まいの見えない大黒柱ですので是非どんなものか覚えていただきたいと思い今回テーマにさせていただきました。
大引き(おおびき)とは、床の構造を支える重要な部材の一つなのですが、床板の下に設置され、床を支える役割を果たしています。
このような写真を見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、意識しなければ木がいっぱい並んでるな~で終わったしまいますよね。もちろん一つ一つに名前と役割があるのですが、矢印で記している部分が大引きです。
ちなみに大引きを支えている、地面に向かって縦に設置されている太い木材を床束(ゆかづか)、土台部分のコンクリートを束石(つかいし)と呼びます。そしてその上に配置されているのが大引きというわけですね。
上の写真から一つ進んだ写真がこちらですが、大引きの上には根太(ねだ)と呼ばれる角材を配置していきます。直接的な役割としては「根太を支える」というのが大引きの役割となりますね。
でもそれだけではありません!
大引きの上に下地が貼られ、フローリングなどの床材が敷設され、さらにその上を人が歩いたり、モノを置いたりするわけですが、そうして加えられた荷重を束や基礎へと分散させることで、床全体の安定性を保ってくれているのです。
まさに、お住まいの土台を支えてくれている大黒柱ともいえる存在なのです。
今日は床下に関するプチ講習という感じのテーマでしたが是非覚えておいていただけたらと思います。